
東京経営サポーターは、宿泊業の支援実績が豊富にあります。
●おすすめ補助金NO1 ⇒
ものづくり補助金
●条件次第ではおすすめ
事業承継補助金、
新事業進出補助金、
省力化投資補助金、
経営力向上計画
:
厨房設備、グランピング施設など
宿泊業(キャンプ場、グランピング施設)業について
宿泊業の概要
宿泊業は、宿泊施設の提供に関する広範囲のビジネスを対象としており、ホテル・旅館・民宿・キャンプ場、近年ではグランピング施設など、さまざまな種類、価格帯の宿泊施設が提供されています。また、観光は、日本経済の力強さを取り戻すために極めて重要な成長分野であると位置づけられており、特にインバウンドの動向には常に注目が集まります。宿泊業は常に多くの外部要因に影響を受けながら、日本の観光産業の成長と発展を支えるべく欠かせない産業であると言えます。
宿泊業の市場環境
帝国データバンクの2022年度の調査によりますと、旅館・ホテルの6割超が「増収基調」であると回答しており、コロナ禍で消失した旅行需要が大きく増加し、ホテル業態での業績回復が目立ちました。また、コロナ前からブームになりつつあったキャンプやグランピング関連施設に対する需要も大きく伸びています。また、新型コロナの5類移行に伴う各種制限も撤廃されたことも重なり、最近では国内旅行者に加えてインバウンド需要も急回復しています。旅館・ホテルの業況はコロナ禍の悪化局面から脱するなど、宿泊業はインバウンド増加を追い風に急回復の局面を迎えています。
<市場環境を理解するための3つのポイント>
旅行需要と傾向 |
コロナウイルスのパンデミックの影響により、需要が一時的に低下するなど、旅行者の数と旅行需要は季節や地域要因、また、政治・経済・社会・技術的な要因によって大きく左右されます。近年では環境への配慮が高まるなど、持続可能な宿泊施設(エコトラベル)などに対する新たなニーズが増加しています。 |
競争状況 |
大手チェーンと地域の特色を活かした個性的な宿泊施設の間の競争だけでなく、近年シェアリングエコノミーの台頭によって、個人や小規模な宿泊提供者も新たな市場参加者として、台頭しています。また、快適なキャンプやグランピングといったジャンルも増えてきており、消費者は多くの選択肢の中から、自身の目的に合わせて選択可能になっています。 |
技術の活用 |
労働時間の長さや賃金水準の低さ等が原因で慢性的な人手不足に陥っており、業界全体で職場環境の改善、生産性の向上が大きな課題です。このような環境下で、いち早く業務のDX化を進め、付加価値の高いサービスを提供するために自社のリソースを割くことができているかは、消費者に選ばれる宿泊施設となるために重要なポイントになります。 |
宿泊業(キャンプ場、グランピング施設)業で想定される経営革新
宿泊業(キャンプ場、グランピング施設)業における機会
宿泊業(キャンプ場、グランピング施設)業界には主に以下の機会があります。

●インバウンド需要の高まり
2023年6月の訪日外客数(日本政府観光局)は、コロナ前の2019年同月の72.0%と7割の水準まで回復しました。水際対策緩和をきっかけに、訪日外国人数は順調な回復を続けており、訪日外国人の消費額についてはコロナ前の水準をほぼ取り戻しつつあります。
その他:
インバウンド対応力強化支援補助金(東京都の事業者向け)
●高付加価値化
観光庁が「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりに向けたアクションプラン」を策定し、各地で高付加価値旅行者誘致へ向けた機運が高まっています。訪日客に地方の観光資源を知ってもらうことで地方に訪日客を誘導し、それによって地方経済活性化にもつながり、日本経済全体への好影響も期待できます。
●キャンプ、グランピング人気の高まり
オートキャンプ白書2022によりますと、コロナ禍には、オートキャンプ参加人口は2019年の860万人から2020 年には 610 万人まで大幅落ち込みましたが、2022年には750万人まで、大きく回復しました。また、船井総合研究所によりますと、新型コロナウイルス禍前の令和元年に219カ所だったグランピング施設は、令和3年には353カ所に増えました。
想定される経営革新案
テクノロジーの活用 |
予約管理システムや顧客管理ソフトウェアを導入し、リアルタイムでの在庫管理と価格設定を最適化することで、収益を最大化できます。更に、ビッグデータを分析することで、需要予測と価格戦略の最適化を行い、需要ピーク時に最適な価格の設定が可能になります。また、顧客データを分析することで顧客の好みや行動を理解し、顧客に合ったプロモーションや情報の提供を行うことで、顧客ごとにカスタマイズされたサービスを提供します。 |
ゲストエクスペリエンスの向上 |
ホテル内のレストラン、スパ、フィットネスセンター、エンターテイメント施設など、多彩な施設とサービスを複合的に提供することで顧客の満足度高めることができます。また、キャンプやグランピングの愉しみ方も「経験」に重きを置いた多種多様なバリエーションを提供することで、「体験価値」を高めるための様々な取り組みが考えられます。また、インバウンド顧客を想定して、空港からのアクセスの良さや地域の観光やアクティビティとの連携など、あらゆるサービス面での差別化が求められます。 |
持続可能性への取り組み |
グリーンエネルギーの使用、廃棄物削減、水資源管理など、環境に配慮した持続可能な取り組みやエコマーク認定基準をクリアした宿泊施設のプロモーションを通じて、環境意識の高い顧客を引き寄せます。宿泊客の要望に応じた食事を提供するなど、フードロスの削減、生ごみを堆肥化して育てた無農薬野菜や果物を使ったメニューの考案など、「おもてなし」と「環境配慮」を両立している旅館などの事例があります。 |
宿泊業で「事業再構築補助金(成長枠)」を申請
これまで『事業再構築補助金』を使ったグランピング施設の新設計画だけで500〜600件あるとも言われており、令和5年初頭には施設数は1000カ所程度に増えると予測されています。事業再構築補助金「成長枠」の対象業種に「キャンプ場・グランピング事業」が認定され、これによって補助上限額が大きく引き上げられることになりました。

<建物費>
グランピング施設の建設・改修に要する経費(仮設工事・解体工事、木工造作工事、建具工事、塗装・左官工事、内装工事・什器類工事、電気・給排水設備工事、厨房工事、設計・デザイン費、現場管理費など)
<機械装置・ システム構築費>
専ら補助事業のために使用される機械装置(ドームテント、トレーラーハウス(※一定要件を満たす必要あり)、厨房設備など)
※対象経費に該当するかは事務局の担当によって見解が分かれるケースがあるため、申請前に必ず事務局にご確認ください。
東京経営サポーターでは、
事業再構築補助金の申請支援をしています。 ⇒
事業再構築補助金
宿泊業で「ものづくり補助金」を申請
多くの申請希望者が事業再構築補助金で申請
ものづくり補助金は設備投資に活用できる補助金です。宿泊業では生産性向上のために、以下のようなシステムの設備投資にも活用できます。
(過去の採択事例より抜粋)
<予約・会計・顧客管理システム>
予約受付から宿泊チェックイン、宴会(飲食部門含む)の精算、温泉利用の精算、チェックアウトまでを一括管理するためのシステム。予約、会計、顧客管理を一体的に行うことが可能なITシステムを導入することで、作業時間の短縮とコスト削減を図り、そこで得た成果を顧客情報の有効活用に向けることで、個々の顧客に応じた提案型サービスの提供に努め、顧客満足度を更に高める。
<従業員の保有能力の見える化とシフト自動設計システム>
従業員の能力を「能力ランク」「婚礼対応」「外国人対応」「指名の有無」など定量化し、顧客ニーズに対して最適なマッチングを行う。それによって、高いレベルのおもてなしを提供し、顧客満足度向上およびリピート利用の促進を図っていく。また、社員ごとに能力を自動算出し、定量化した保有能力や育成プランに沿ったシフト設計を行うことで、限られた人員で生産性を向上させながら、サービスレベルの向上を図る。
東京経営サポーターでは、
ものづくり補助金の申請支援をしています。 ⇒
ものづくり補助金
宿泊業で「事業承継補助金」を申請
過去3年間ぐらいの間に事業承継を行っていれば検討をオススメ
事業承継補助金は「経営革新事業」と「専門家活用事業」の申請パターンがありますが、過去3年ぐらいの間に事業承継が行われ、新しい取り組みに必要な設備投資を行う場合は、事業承継補助金の「経営革新事業」の申請も検討の候補としてオススメします。
申請可能時期の例(2023年8月申請の場合)
⇒ 事業承継の有効期間 2017年4 月 1 日から 2024 年 4 月 24 日
東京経営サポーターでは、
事業承継補助金の申請支援をしています。 ⇒
事業承継補助金
お問い合わせ 〜宿泊業向け補助金の相談〜
東京経営サポーターでは、ものづくり補助金、事業再構築補助金、事業承継補助金など宿泊業で申請できる設備投資系の補助金申請を支援しています。コンサルタントの支援をご希望される方はお問い合わせフォームからお願いします。
お問い合わせフォーム
参考:過去の採択事例 中小企業庁の採択発表資料引用
事業計画名 |
内容 |
離島のハンディを強みに変え自然と共生する宿泊事業 |
コロナ禍による大型クルーズ船中止(全15回)・来島自粛要請に伴う海 産品販売機会喪失を受け、従前のツアー客をターゲットにした製造小売業 から、離島特性や自社の強みを活かした自然と共生する1日1組限定の宿 開業により、業種転換し環境変化に対応していく。
|
変化する環境の中でも柔軟に持続可能な貸切宿泊施設 とアウトドア体験の提供 |
コロナを期に市場では貸切で使える宿泊施設やキャンプ、グランピングの 需要が増加 今回の事業では私有地約900坪の土地に貸切で宿泊可能なコ テージを一棟建設し、密を避けた営業スタイルへの新分野展開。それに加 え自社でアウトドアアクティビティーの提供など自社がこれまで蓄えたス キルや経験を生かし変化する時代の中でも持続可能な宿泊施設&体験の提 供を実現する。
|
宿泊業・飲食業からの劇的新分野展開。岩見沢市での 高級食パン製造事業 |
コロナ禍により宿泊業・飲食業はともに大打撃を受けた。業務多角化によ るリスクヘッジと地域の雇用を維持するために「高級食パン製造・販売 業」に参入。岩見沢市に高級食パン店は存在せず、PRと既存事業への相 乗効果を狙い、業務回復と地域貢献を果たす事業。
|
スノードーム宿泊施設と夏の高原BBQグランピンク で事業転換 |
宿泊客が3密を避けてパーソナルスペースを優先させた安心安全な宿泊施 設を選択する傾向にあることから、密接なおもてなしが魅力であるペン ション事業を思い切って非接触型グランピング事業への事業転換を行い、 新規顧客獲得を狙う。
|
コンテナハウスによる宿泊業参入と関連市場創造によ るビジネスモデル構築 |
公共工事依存、下請体質からの脱却を図るため、コンテナハウスによる新 たなスタイルの宿泊施設によって宿泊業に参入。宿泊事業を起点にコンテ ナハウスの関連市場を創造しながら独自のビジネスモデルを構築する。
|
愛犬と泊まる個人対応客室新設で新分野展開!地域初 の新たな市場進出! |
コロナ禍により観光・宿泊業は大きなダメージを負い、集客構造も変化し た。個人シェアの拡大、マイクロツーリズムへの対応により、当社の創業 70周年に合わせ当地初のペット泊事業と周辺観光施設との相乗効果で、 コロナを乗り切る。
|
定山渓エリアの自然を活かしたアドベンチャーツーリ ズム拠点の整備 |
宿泊者減少を補うため、人気が高まってきているアドベンチャーツーリズ ムの拠点を整備し、体験メニューの開発、アウトドア用品の販売やレンタ ル、テイクアウトショップやマルシェなどの新規事業分野にチャレンジす る。
|
廃校舎を活用した「体験・食事・宿泊の複合サービ ス」への転換 |
自治体から譲り受けた廃校舎をリニューアル(アクティビティ・趣味を中 心とした、農業6次化と宿泊の複合サービス)し宿泊施設の運営や地元食 材にこだわった6次産業化カフェを展開する。集客や損益分岐点の確保と いう課題を解決するため、既存事業で培ったリソースを活用し、訴求効果 の高いプロモーションを実施する。
|
会津東山温泉 郷土焼肉温泉旅館 月のあかり pr oject |
「会津郷土焼肉店×素泊まり基本の和風旅館」をミックスした企画。旅館 業が落ち込む中、コロナ禍でも強い焼肉店を立ち上げる。使っていない厨 房の活用し、少ない投資で宿泊業も潤う。人気宿の庄助の宿瀧の湯のノウ ハウも活かせる。
|
結婚式場施設の改装による、グランピング事業への参 入 |
ホテル事業・ブライダル事業が新型コロナウィルス感染症拡大の影響を大 きく受ける中、宿泊事業のノウハウを活かし、当社が茨城県ひたちなか市 に保有する結婚式場の一部を改装し、グランピング施設を開業する。
|
りんご園での新規グランピング事業 |
自社所有の土地を活用して観光りんご園敷地内にグランピングコテージを 新設。既存の農業に加え新たに宿泊業に参入し、りんご狩り、釣り堀、農 園レストラン等に来園された顧客に対して宿泊サービス事業を実施。
|
コロナ禍の市場ニーズに応える宿泊業・シェアスペー ス業への新規参入と事業拡大 |
当社では高品質の和風建築を直接エンドユーザーに提供する事業を行って きた。近年は海外展開を開始し、大きな売上を計上し始めていたが、新型 コロナの影響によって当面、海外市場拡大が困難となった。そこで、国内 の農山村地区の古民家を改修し、宿泊施設・シェアスペースとして貸し出 す事業に進出し、新分野への展開を図る。
|
自社旅行業会員組織に対する新たなサービス提供と活 性化 |
当社は、企業への団体請負旅行を中心とした旅行業と、不動産賃貸業を営 んできた。コロナ禍の影響から団体旅行の需要は激減しており、1969 年より続く会員組織も稼働状況著しく低下している。この状況を踏まえ、 当社所有資産の一部を会員向けの宿泊施設に改装し、安価での会員利用を 可能にすることで、会員組織の活性化と当社収益の向上を図るもの。
|
今こそ人と人との交流を〜発酵王国新潟による最強の 宿泊施設〜 |
新潟は雪国という風土が育んだ発酵食品の宝庫。その新潟の魅力を自由に 楽しめる、発酵をテーマにした宿泊施設を運営します。1棟貸しで感染リ スクを抑え、新潟自慢の発酵食品を自由に利用できる施設で、新たな宿泊 スタイルを創造します。
|
コロナ禍でも安心のグランピング事業の開始 |
当社は世界三大景観で「氷見海岸から望む立山連峰」を活かした宿泊業を 営んでいたが、コロナの影響で大きく売上減少した。コロナ禍の非接触 ニーズに対応しつつ、アフターコロナを見据え、シナジー効果の期待でき るグランピングにチャレンジする。
|
エグゼクティブサロンおよびコワーキングラウンジ開 発による地域に貢献する宿づくり |
コロナで営業を中止したナイトクラブを「エグゼクティブサロン」に改装 し、地域体験価値を普及する。またロビーエリアを「コワーキングラウン ジ」として改装し、既存の宿泊事業以外の新しい市場を開拓する。
|
福井県内初許認可となるレストランBOXを活用した 新分野への展開 |
新型コロナウイルスの影響に伴い宿泊の売上が減少する中、様々な飲食物 の提供を可能とする、福井県内初許認可のレストランBOXを新たに導入 し、オリジナルデリカおよびペアリングのドリンクを販売する。
|
老舗料亭による高付加価値宿泊施設の開業 |
地元客が中心で多人数の宴会をメインとした事業に、新幹線駅開業を起爆 剤とする新たな試みとして観光客を対象とした準富裕層向けの安全で少人 数高価格帯の宿泊業を開業する。
|
新市場となる外来利用客の獲得を図る飲食店・ジム開 設新事業計画 |
コロナ禍により稼働のなくなった団体客向けの二次会施設を、レストラン やジム等に事業転換し、宿泊外の地元客・地域来訪客対象のテイクアウト を含む外来利用促進を狙う新市場への進出を図り、新たな売上の柱を作 る。
|
1棟貸し宿泊施設事業による収益の多角化と河口湖の 観光振興 |
自宅兼創作料理店の隣に1棟貸し宿泊施設を建設し、料理を提供しなが ら、1日1組限定の宿泊事業を行う。日英韓の3か国語が堪能な強みを活 かし、外国人旅行客と河口湖の観光施設との橋渡し的な位置づけも行う。
|
トレーラーハウスを導入した和風グランピング事業に よる新分野展開 |
新型コロナウイルス感染症の発生により宿泊客が大幅に減少し業績が著し く悪化している。ファミリー層をターゲットとした和風グランピング事業 を新分野展開として開始することにより事業再構築に取り組む。
|
ワーケーション+コワーキングスペース設置による老 舗旅館の事業再構築計画 |
当社は三重県三重郡菰野町で宿泊業を営んでいる。新型コロナの影響によ り売上が大きく減少し、現状の事業だけでは困難になっている。そこで思 い切った取り組みとして、ワーケーション市場に向けた設備投資を実施す る。自社の強みと市場のニーズを合わせることで、革新的なサービスを生 み出し、コロナの影響を乗り越える。
|
養殖場跡地を再利用した体験型観光施設や宿泊施設の 建設・運営 |
里海文化を体感できるツアーと宿泊施設を運営し、ビジターに真珠養殖な ど海辺の人々と自然の循環する営みを体感し心身ともに整える体験を提供 する。同時に、先端的デジタル技術を駆使した、里海の未来像のモデル ケースを目指す。
|
地域課題の空き家/古民家を再活用する宿泊事業 |
・地域課題である空き家をリノベーションし、宿事業を展開。保有済みの 3物件に着手し、22年夏目途に宿事業の開業を予定。 ・コロナ禍で増え たワーケーション/マイクロツーリズム需要を狙ったマーケティングを実施。 |